【ムートン原皮の違い】
★オーストラリア ・ ヴィクトリア州の「ベンディゴ」は、良質の子羊が一番集められる所として有名な地域で、その中でも、春季に生まれ6月から10月に育った「アンショーンラム」の中より更に厳選した子羊を使用しています。
★生後4~5ヶ月未満の子羊「スプリング ラム」だけを使用。
■紫外線で毛の傷みが少なく、生後5ヶ月未満の「スプリングラム」が持つソフトで高密度な毛質の、素晴らしい原皮だけを使用しているからです!
★オーストラリアでは 羊を大別すると、生後約1年以上 生育した羊を「シープ」、皮は「シープスキン」、生後約1年未満の羊を 「ラム」、皮は「ラムスキン」 と呼ばれ分けられます。
●原皮は、紫外線などで毛の損傷が少ない春から夏に掛けて収穫された、生後4~5ヶ月未満の「スプリングラム」の中でも、さらに、一度も毛刈りをしていない子羊「アンショーンラム」だけを使用しています。
●最高級の原皮「スプリングラム の アンショーンラム」
■羊の種類・・・・・メリノ種 のオーストラリアンメリノ「クロスブレッド」その中で羊の年齢によっても分別されます。
・アンショーンラム:一度も毛刈りをしていない生後4~5ヶ月半の子羊
・ショーンラム:毛刈りをした生後1年未満の子羊
・シープ:一歳以上の大人の羊、に分けられます
【皮革加工方法の違い】
●オーストラリアから 厳選されたスプリングラムの原皮を、ムートン専門製造会社のマスダ社にて、皮から皮革加工にする「なめし加工」を高度な特殊技術処理の『クロームなめし加工」』 を施し、その後の全加工工程 「染色・洗浄・乾燥・縫製・仕上げ」 までを、国内にて製造された 株式会社 マスダさんの「ムートン製品」だからなのです。
■最高の皮革加工・・・クロームなめし加工 を施しているからです。
※マスダ社さんの製造風景は「こちら」
【縫製と仕上げの違い】
マスダ社が管理のもと、原皮の選びから皮革加工を一貫して生産された「ムートンの皮革製品」を、さらに厳選し部位別にカットして、熟練の縫製職人が仕上げていきます。この最終仕上げの縫製加工もマスダ社独自の技術がとても優れています。
下の写真は、マスダ社と他社の縫製加工の違いです。マスダ社の製品は、皮革同士を縫い合わせている部分が平らに合わさっているのが見れますが、他社の製品は、その部分が盛り上がっているのが分ります。
マスダ社は、仕上げの縫製技術も優れているのです。
●ポイント ①:原皮はどのようなものが使用されているのか
ムートンの原皮である羊は何種類もあり、そして その中でも 種別・産地別・地域別・年齢別、そして、体質・体格などの固体別があります。
当社のムートンは、全て オーストラリア、 ビクトリア州 ベンディゴ市郊外(高密度で上質の原皮が一番集まる地域)で、オーストラリアン メリノ種の生後4~5ヶ月未満で、8月から10月の春にかけて産まれたスプリングラムと呼ばれる子羊だけを使用しています。
これらの羊は、紫外線で毛の傷みが少なく、そして、一度も毛刈りされていない(アンショーンラム)原皮の中より、さらに密度の高い上質の原皮のみを厳選して仕入れています。
●ポイント ②:毛皮から皮革への「なめし加工」方法は?
なめし加工には、白なめし・ホルマリンなめし・クロムなめしなどがあります。「クロムなめし」と「白なめしやホルマリンなめし」との差は、染色時温度に生じ 白なめし・ホルマリンなめしは耐久温度が劣勢で、 色落ち・色むらなどが生じやすくなります。
「クロムなめし」加工は耐久性に優れます。しかしコストが高くつくことや、高技術が必要とされ少しのミスも許されません。また、原皮が良質でないと加工できません。なので、この「クロムなめし」で皮革加工されていることが製造では重要なポイントなのです。
当社のムートンは、基本加工の「クロムなめし加工」されたムートン製品だけを取り扱っています。
当社のムートン製品は、 すべての製造加工のなめし・染色・洗浄・乾燥・縫製 までを、国内の㈱マスダさんにて一貫生産された、日本製のムートン製品だけを販売しております。
これらのムートン製品の製造過程において、万全を期して製造し仕上げ後 必ず検品をしてお客様へお届けいたしております。
原皮から皮革へなめし加工し、染色・乾燥などで薬品での処理を施しますが、ムートン製品に 薬品のニオイなどが少し残留する場合があります。
人体には 影響の少ないものですが、アレルギー体質の方や、ニオイに過敏な方には、不快感を感じる場合もあります。
これらは、使われて一ヶ月ほどすれば、自然に発散され臭いなどは軽減されます。その点は ご理解とご了承をお願いいたしたく思います。